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XL883N-アイアン-放浪記

ドラッグスター放浪記改めロードスター放浪記改めエレクトラグライド放浪記改めXL883N-アイアン-放浪記になりました。うちの愛馬Harley-Davidson XL883Nのカスタムとか整備とかツーレポとかを徒然と

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2015.05.14/Thu  22:54:48

ここで初期設定のパラメーター2種の解説を少し

まずはBasic Module Parametersを
TCFI_091.jpg

・Closed Loop AFR Control Mode
O2センサーからのフィードバックを用いて空燃比を自動調整する(クローズドループ)機能を使うかどうか
これを使わない事は無いですね

・Dual Independent Runner Intake
Gen6では使用不可

・Continuous Barometric Pressure Update
3000フィート以上の標高差を持つ山岳地帯を走る際に有用だそうです。それ専用設定になると言うわけでは無いのでチェックを入れておいて問題無いと思います

・Enable Low Fuel Warning
ガソリンのエンプティーインジケーターを点灯させる設定ですかね。Gen6ではチェックが入った状態のままグレーアウトしていて設定不可です

・Automatic Nominal Idle IAC Update Mode
「Nominal Idle IAC」は、エンジンが十分に暖まった際(他に補正が入っていない際)にアイドリング回転数を保つための基準となるIAC開度です。この値を自動的に更新保存するかどうかの設定
Nominal IACは「エンジンが十分に温まっている」「スロットルを捻っていない」「バイクの速度が0km」の条件の時に8秒に一回の頻度で自動的にサンプリング及び更新が行われています。それ自体はここのチェックを外しても行われます。チェックを入れておくと、エンジンをOFFにした際にその最後の値を規定値として記憶します。IACは電圧低下とかによって上がってしまう事があるようなので、極端にローアイドリングにしている人なんかで「急に始動性が悪くなっちゃったぞ?」って場合はここのチェックを外して様子見してみても良いかも。普通に750rpm↑のアイドリング回転数にしていてオルタネータとかも故障していなかったらチェックを入れておいて問題無しです

・Anti-Stall IAC Mode
エンジンストールを防いでくれるモード。Gen6では使用不可です。Closed Loop IDLE Speed Control Loopは本来ならば「TPS<1%」「速度0km」の時に機能するんですが、これにチェックを入れると常にIDLE Speed Control Loopが機能するようになるみたいです。ですので、走行中クラッチを握ってストールしてしまうような場合にはこれにチェックを入れると良いらしい。どのみちGen6では関係無いし、そもそもそんな状態は明らかに異常なんだからそれを無理矢理走れるようにしちゃ駄目でしょ、、

・Brake Override
電子制御スロットルモデル専用の設定項目。万が一電スロ関連の部品(TCA、TGS等)に故障が発生した際に暴走しないようにする防護機能です。「ギアがN以外に入っている」「クラッチが繋がっている」「速度が5km以上出ている」この条件の時にリアorフロントのブレーキを掛けると、その時にどれだけスロットルを捻っていても強制的にスロットルOFFの状態となります
実際に走りながら試してみたら、例えば時速60kmで走行していてその時のアクセル開度を保ったままブレーキを軽くチョコンと踏むと、アクセルOFFした時と同じようにエンブレが効いて速度が落ちます。そのままブレーキをリリースすると一瞬にして捻っている通りのアクセル開度になるので尺取り虫になるw
ブレーキを引き摺りながらアクセルも吹かすドラッグレースなんかをする際にはチェックを外すよう指示されてます。公道でそういう操作をする事があるかなーって考えたんですが、自分はあんまり思い付かないですね。強いて言えば渋滞している時いちいちクラッチを握るのが面倒な場合にそういう操作をする事がある…かな。ただその時には速度が5km以下なので機能しませんが。まぁONにしておいて問題無しですね

・Estimated Wheel HP at 6000RPM
6000rpm時に於ける後輪馬力を入力します。どの程度チューンしているかで変わってきます。Tc96ノーマルの場合には大体80前後

・Injector Size
インジェクターのサイズ。Tc96ノーマルなら4.34ですね

・Base Injector Pulse Width
上記2項目によって自動的に計算されます。燃料噴射量を決めるための一番基礎となる値となります

・RPM Limit
最大回転数(レブリミット)ですね。5000rpmとか下手したら一度も回した事ないやw

・Cranking Revs
エンジンスタートのクランキング時に、最初の火花を飛ばすまでの回転数を指定します
通常は0でOKですが、ハイコンプ仕様とかにしててエンジンが熱々の時の再始動時にキックバックが発生してしまうような場合は1か2を入れて様子見するが吉
後、バイクにACR(オートコンプレッションリリース)機構が付いている場合も1か2を入力
自分が使っているカム(S&S551)にはEasyStart機能が付いていてクランキング時の圧縮を軽減する(ACRと同じ機能)仕組みなのでここは1を入れてあります。ただ、0にしても問題無く始動しますね…

・Rear Cyl Timing Offset
純正のECMだとフロントとリアではそれぞれ独立した点火マップを持っていますが、TCFIでは点火時期の設定は共通になっているので、もしフロントとリアでタイミングをズラしたい場合はここを用います。入力した値分、リアの点火タイミングがズレます。全回転域で一律設定ですが…

・VSS Frequency at 100 KPH
スピードメーター、オドメーターに影響します。本国仕様と日本仕様ではギア数等が違うので若干違う数値になります
スマホとかのGPS測位スピードメーターアプリとかを使って校正しましょう
計算式は
今設定している(VSS Freq×バイクのスピードメーターに表示されている速度)÷アプリに表示されている速度
です。例としてVSS Freq=1575、スピードメーターの速度60km、アプリに表示されてる速度70kmだとしたら1350となります
ま、アプリのスピードメーターに果たしてどれだけの精度があるのかって話ですがw
実際に色んな値を入れてみると分かると思いますが、ぶっちゃけそんな大きくは影響しません。本国仕様の数値のままでもせいぜい3~4kmの誤差なので、自分のバイク用の値が分からない場合にはベースマップのままの数値でも特に問題は無いかと(年式と車種さえ合っていれば)

・6th Gear Ratio
6thギアインジケーターの点灯に関わります。そのまんまで大丈夫かと

・WEGO Warmup Time
エンジンスタートした直後はO2センサーからのフィードバックを用いない「オープンループ」で動くんですが、それをO2センサーからのフィードバックを使う「クローズドループ」に切り替えるまでの待ち時間です
エンジン始動直後(2秒とか3秒とか本当のすぐ)は排気脈動とかもまだ安定していないので、特に問題が無い限りデフォルトの30秒でOKかと

・Idle TGS
クローズドループアイドルコントロールループに入るためのTGSの値です
TGSが故障でもしていない限りスロットルを捻っていない時のTGSの値は1%以下なので(そうじゃないと異常)、ここは1.0のままでOK

・Nominal Idle IAC Steps
先のAutomatic Nominal Idle IAC Update Modeにチェックを入れると、ここの数値が自動的に更新されていきます
先日まで問題無く始動していたのに急に始動性が悪くなったぞ!?ってな場合は、ここの値が異常に高くなったり低くなっていたりしないかをチェック

・User Data
メモ欄です。パッと見て分かり易い名前を付けて保存しておきましょう


続いてAdvanced Module Parameters
TCFI_092.jpg

・Warm Eng Temp
・Engine Warmup Time
この二つの項目はBLMテーブルの更新保存に関係しています
上記の設定では、エンジン温度が95℃に達してエンジン始動から260秒経過した場合に、TCFIはBLMテーブルの更新をセーブします
クローズドループに入ればその時点でBLMはリアルタイムに更新され続けますが、その更新がセーブされるのは上記2つの項目を満たした場合のみとなります

・Hot Soak Temp
・Hot Soak Timeout
この二つの項目はちょっと用途が不明です。「Hot Soak」ってのは「エンジンをOFFにしてまだエンジンが冷えていない間」みたいな意味合いで、それぞれそのモードに入る温度及び経過時間を現すってのは分かるんだけど、それが何に使われているのかが分かりません。マニュアルのPdfに「Hot Soak」「Hot Restart」とかで検索を掛けてみましたが、この項目が何に使われているのか見つけられませんでした。ご存知の方がいらっしゃいましたら教えて下さいm(__)m

・Delta TPS Gain
・Enlean Decay Rate
・Enrich Decay Rate
「Delta TPS based fuel multiplier table(キャブで言う所の加速ポンプ(減速時のディーゼルも)を設定するテーブル)で使われる定数になりますが、マニュアルに変更するなと指定があるので初期値から触らないのが吉

・Minimum Injector Pulse Width
インジェクター噴射時間の最小単位。これまた変更禁止

・Idle Integrator Gain
Idle回転数コントロールに於ける応答時間。高い数値にするとレスポンスが良くなるけど、あんまり上げ過ぎると逆に不安定になるとの事です。14211のマップでは「4」となっていましたが、デフォルトである「10」に変更しました。特に不安定にはなっていません

・AFR Integrator Gain
こちらはクローズドループ時のAFRコントロールの応答時間。Idleの方と同じく数値を上げるとレスポンスは良くなるけど、上げ過ぎると逆に不安定になる。デフォルト値の30のままでOKかな

・AFR Deadband
クローズドループ制御のデッドバンド設定。小さな値にするとより安定します。デフォルトでは0.3

・Min AFR BLM
BLMによる補正の下限。最低値の50にすると一気に50%まで補正出来るようになるけど、それをやってしまうと補正がまだ入っていない所との凸凹が大きくなりすぎてしまうので、75%のままでやった方が良いと思う。75%下限で一回補正、それでも補正仕切れない分はBLMをリセットして(補正するとリセットされる)再度補正と言う手順を踏んだ方が良いかと

・Max AFR BLM
同じくBLMによる補正の上限

・Asynchronous Fuel Gain
加速ポンプの設定かな。それに関しては2Dテーブルの方にも「Delta TPS based fuel multiplier table」と言うのがあるけど、非同期って事はそれよりも更に問答無用で、アクセルの急開に合わせて燃料を増量させるのだと思います

Advanced Parametersに関しては、変更を加えるとしてもせいぜい「Idle Integrator Gain」くらいだと思います。その他の所は何か特別な事が無い限り全てデフォルトのままでOKかと

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