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XL883N-アイアン-放浪記

ドラッグスター放浪記改めロードスター放浪記改めエレクトラグライド放浪記改めXL883N-アイアン-放浪記になりました。うちの愛馬Harley-Davidson XL883Nのカスタムとか整備とかツーレポとかを徒然と

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2014.10.02/Thu  02:54:43

ひょんな事から、と言うかぶっちゃけ手違いでモンスターオーバルJMCA(車検対応版)の新品を入手したので試してみる事に
まず何はともあれ、音を聞いて頂きたい


アイドリング(864rpm)の時:78デシベル
3000rpmに空ぶかしした時:90デシベル

びっくりするくらいのショボさです。音量に関しては車検対応なんだから当たり前だけど、音質もノーマルマフラーと全く変わりません。低音の「て」の字も無い。オーバル型でいくら巨大な膨張室を備えていても、さすがにここまで音量を抑えるとなるとこんな有り様になるようです。せめて音質だけでも多少低めに変わればまだ意味はあるんだけど、実際にはもう100%完璧に「見た目が変わるだけ」な代物です

買ったはいいけど、取り付けてみて「何じゃこりゃw」で速攻売りに出したって人が一体どれだけ存在するのか想像に難くないです
ただ、今まさにそう思っている人がいたら、ちょっと待った!!です

そのままでは見た目変更以外に全く使い途の無いJMCA版ですが、実はこいつはちょこっと加工するだけで普通のモンスターオーバルよりも使える一品に化けます

まずはどういう仕組みで車検に対応するまで音量を抑えているかなんですが、それは次の画像をご覧頂くと一目瞭然です
moval_jmca_001.jpg
これはMonster Oval EC Approve(欧州での規制対応版)の説明画像なんですが、JMCA版も全く同じ仕組みです
元々入っているバッフルに足す形で2個のバッフルが追加挿入されており、これにより音量を激減させています

要するに、この2個のバッフルを取ってしまえば通常のモンスターオーバルになるのです(正確に言えば、追加バッフルを止めているボルト4本を受けるためのプレートが付いていますが)

何だ簡単じゃん!さっそく取り外してみるか…と行きたい所なんですが
moval_jmca_002.jpg
JMCA版はバッフルを止めているボルトが露出していません
※この状態の写真を撮り損ねていたのでこの写真はネット上にあった物を拝借しました

moval_jmca_003.jpg
エンドキャップを取り外して見てみると、JMCA版はバッフルを外せないように蓋となるプレートが溶接で取り付けられています
日本では2010年の車検規定の改定で「バッフルを簡単に取り外せる構造はNG」となっているので、このような手の込んだ構造になっているんでしょうね。本当に有り難迷惑な丁寧さです、、さすがジャパンクオリティー
ただ、隙間から覗いた感じだとEC版と全く同じ位置に4本のボルトらしき物が見えます(側面しか見えないので頭がどうなっているのかは賭けでしたが)

どうせこのままじゃ使い物にならないんだからヤッチャエー!って事で
moval_jmca_004.jpg
家にあったハンドルータにダイヤモンドカッターをセットし

moval_jmca_005.jpg
新品のマフラーにも関わらず豪快に削り取ってやりましたよ
開けるまで頭がどうなっているのか、そもそも隙間から見えていた物は本当にボルトなのか心配でしたが、賭けは勝ち。EC版と全く同じ六角のボルトです。要するに、単に蓋となるプレートを後付けで溶接しているだけでした。比較的親切ですね。これが溶接による完全固定とかだったらさすがにもうお手上げでした

問題が無いようなので、残り3個も露出するようハンドルータが摩擦熱でアッチアチになるまでチュイーーーンと削る
moval_jmca_006.jpg
見た目は取り外した後で綺麗にすればいいので、とりあえずボルトが露出するよう最低限の部分をカット
※この時点で、2010年以降の車輌の場合車検対応では無くなってしまう(前述の規定により)のでご注意を!


moval_jmca_007.jpg
六角レンチでボルト4本を外すと、追加挿入されているバッフルがスルっと抜けます

moval_jmca_008.jpg  moval_jmca_009.jpg
以降、一番外側に来る(差し込む形になる…ってややこしいなw)バッフルをA、内側に来るバッフルをBと呼称します
このバッフルは両方とも底は抜けておらず、排気はこの限りなく小さく少ない穴から排出されます。しかもBは上側に穴がありAは下側に穴がある、要するに排気ルートでも抵抗を掛けてやがります。そりゃ音量下がるはずですよね。凄まじいまでの徹底ぶりです

moval_jmca_010.jpg  moval_jmca_011.jpg
ちなみにAの方は左右で太さ(穴の経)が違います。これはツーリングモデルの2-1-2のエキパイの特性(ストレートに伸びる車体右側の方が排圧が強く、連結部で屈曲する左側の方が弱い)に合わせた作りですね
独立エキパイに変えている場合(独立エキパイに変えてて車検対応のマフラー付ける人は居ないでしょうがw)、左側の方が排気抵抗が強くなるので燃調がおかしくなっちゃいそうです

moval_jmca_012.jpg  moval_jmca_013.jpg
追加分のバッフルを取り外すと、元々モンスターオーバルに入っているバッフルのみとなります。構造もJMCA版じゃないモンスターオーバルと同じです(前述しましたが、ボルト固定用のプレート分だけ経が小さくなっていますが、場所と形状から考えてほぼ影響無しだと思います)

これで通常のモンスターオーバルとして使えます
更に!ここからはJMCA版の特典となるんですが、合計で4種類の組み合わせで音量調節が可能と言う事になります

1.追加バッフルを両方入れた車検対応版
2.追加バッフルを両方取り除いた通常の(非JMCA)モンスターオーバル版
3.追加バッフルAだけを入れた版
4.追加バッフルBだけを入れた版

moval_jmca_014.jpg
Aだけを入れた形

moval_jmca_015.jpg
Bだけを入れた形

しかも、マフラーを取り付けたままの状態で4本のボルトのみで簡単に変更可能です
自分は通常のモンスターオーバルではちょっと音量が大きすぎた(前に非JMCA版を付けてました)ので、怪我の功名、災い転じて福となすです!通常のモンスターオーバルに専用のバッフルが2個付いていて、簡単に脱着可能と言う夢の仕様

車検対応版のモンスターオーバルは「それじゃ変える意味が無い」って事でオークションとかでも通常のモンスターオーバルより相場が安いですが、実は結構狙い目ですよ。加工がちょっと面倒ではあるけれど、前述したように「4種類の音量調節機能付きモンスターオーバル」と同義なので(☆ー)

あ、ただし、通常のモンスターオーバルでは音量が小さすぎて不満って人にはNGです。そういう人は中のグラスウールを取り除いたりバッフルをパンチアウトしたりすると思うんですが、通常のモンスターオーバルと違ってJMCA版はそこまで分解するための部分が溶接&リベットで固定されてしまっているので、かなり面倒な事になります(やろうと思えば出来る範囲ですが)


最後に、それぞれの音と音量の動画をどぞー

【バッフルを両方取り除いて通常のモンスターオーバル化した物】

アイドリング(864rpm)時:90デシベル
3000rpmに空ぶかしした時:104デシベル

【バッフルAだけを入れた物】

アイドリング(864rpm)時:77デシベル
3000rpmに空ぶかしした時:88デシベル
※何故か、バッフルを両方入れた場合(本来のJMCA仕様)よりもこっちの方が音量が下がっています
[追記]
後で気付いたんですが、これは左右のバッフルを入れ間違えていました(撮影していた画像で確認)。前述した通り、バッフルAは左右で経が違っていて本来左側に付けるはずの経の細い方を右側に付けてしまっていました。この計測はバイクの右後方で行っているので、そのせいで本来よりも低めの値になってしまっていると思われます。正しく左右を入れた場合、アイドリング80デシベル、3000rpm時91デシベルくらいになると思います(確認していないので想像で、、)
いずれにしてもバッフルAを入れると消音効果の大きさもさる事ながら、音質がノーマルに非常に近い物になってしまうため、あんまり使い途は無い気がします

【バッフルBだけを入れた物】

アイドリング(864rpm)時:87デシベル
3000rpmに空ぶかしした時:100デシベル

バッフルBだけを入れた時で、丁度S&Sのオーバルとほぼ同じ音量になります
音質もガッツリ重低音が効いていてバンスらしい音がしてます

通常のモンスターオーバルではちょっとだけ音量が大きいなーと思っていた自分にはこれが正に理想その物!この仕様で使います
いやはや本当に手違いに感謝。通常のモンスターオーバルをどうやって音量ちょっとだけ下げようかなーと色々考えていたんですが、専用設計のバッフルでボルトオンでそれが実現出来るとは。あちゃ~と思った事が福になるとは、世の中本当わからんもんですね

S&Sオーバルの所の記事で「マフラー探しの旅を終えられる」とか書いた舌の根も乾かないうちに何ですが、これで本当に完璧!
やっぱり見た目、質感、細部の出来の良さ、音質で自分にはバンスのモンスターオーバルが至高なんですよね


余談ですが
マフラーからの白煙すげぇw 新品なので、内部のグラスウールとかに一通り焼きが入るまでの間、何とも言えない匂いと共にものっそい白煙が上がります。その量たるや、後続車が「おいおい、前走ってるバイク大丈夫か!?」と不安になる事間違い無し。モックモク上がります。。

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