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XL883N-アイアン-放浪記

ドラッグスター放浪記改めロードスター放浪記改めエレクトラグライド放浪記改めXL883N-アイアン-放浪記になりました。うちの愛馬Harley-Davidson XL883Nのカスタムとか整備とかツーレポとかを徒然と

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2013.06.13/Thu  02:55:25

 
購入-納車-インプレ 
 

【購入から納車まで】
諸事情からXV1700を手放して早や1年半。その時抱えていた問題に決着が付いたので、再びバイク熱が沸々を湧き上がって参りました。購入までに相当紆余曲折したので、興味のある方がいらっしゃるかは不明ですがつらつらと書き記しておこうと思います。

まずハーレーを選んだ理由ですが、これはまぁずっとアメリカンタイプのバイクに乗っていたので、いつかはハーレーにも乗ってみたいって言う面白くも珍しくも無いテンプレな理由です。自分は国産のに乗っていた時も特にハーレーコンプレックスみたいな物は無かった、と思っていたんですが、こうして最終的にハーレーを買ってしまっている以上やっぱり憧れはあったのかな…。

次はハーレーをってのはすぐに決まったんだけど、問題はここからで滅茶苦茶紆余曲折しました。

-ファミリー選び-
HDには大別して「スポーツスター」「ダイナ」「ソフテイル」「ツーリング」の4つのファミリーがあります。
自分はハーレーを買うなら絶対にFLSTC(ヘリテイジ・ソフテイル・クラシック)にしようと決めてました。理由は単純で見た目です。頭の中で思い描く理想の形がそのまま具現化したと言ってもいい程、一分の欠点も無い完璧に好みな造形。

と言う事で車種選びには何も悩む必要は無かったはずなんですが…。キッカケはデモライドキャラバンでした。ハーレーの一大イベントで、巨大な会場に大量の展示車があり試乗会などがあります。そこでダイナファミリーのFXDF(ファットボブ)とソフテイルファミリーのファットボーイ(FLSTF)に試乗したんですが、まずダイナに乗って衝撃を受けました。何あの鼓動感!ダイナファミリーは2点支持のラバーマウント方式で、ある程度想像はしていたんだけど想像の遥か上だった。アイドリング時のユッサユサ来る鼓動感は本当感動モノ。走行時も3速50-60kmで走ってる時のドコドコ感はすごく気持ちいい。

それに対してソフテイルはあまりにも大人しい…。と言うのもソフテイルはリジットマウント(ゴム等を介さず直接エンジンがフレームにマウントされている)である関係上、ファミリー中唯一エンジンにバランサーが搭載されているんですね。決して鼓動感が皆無と言うわけでは無いんですが、ダイナと乗り比べてしまったが故にあまりにも味気なく感じてしまった。バランサーが無いエヴォ時代の物が未だに人気があるのも納得。

と言う事でこの時点で興味はすっかりダイナファミリーに。中でも極太のタイヤが存在感を主張しまくりなFXDFに心変わり。中古の良さそうな出物を探す日々。もしこの時点で状態と予算が釣り合いそうな中古があったらその時点で買ってました。が、なかなか丁度良いのが見つからず、そうこうしている間にディーラーでまた試乗会があるとの事だったのでそこに出かける事に。

ダイナファミリーのFXDB(ストリートボブ)とツーリングファミリーのFLHR(ロードキング)に試乗しました。そこはかなり長いコースを走らせてくれる所で、改めてじっくり乗ってみたらやっぱダイナファミリーは違うなーって感じになった。鼓動感は相変わらず気持ちがいいんだけど、ミッドコントロールの足の位置、固めのサス、シートで乗り味がスポーティー。スポスタ程では無いにしろ元々そういう位置付けのファミリーだから当然と言えば当然か。そこで自分が求めてるのはやはりクルーザー、ツアラータイプなんだと実感。
次のロードキングは3点支持(2009以降のモデルは4点支持)のラバーマウント方式。こいつに乗った時にまたもやビビっと来た!2点支持のダイナ程では無いがきっちりとした鼓動感があり、数百キロ走っても疲れなさそうな抜群の乗り心地の良さ!まさにいいとこ取り。車体はパッと見でっかいけど、走り出してしまえば重さは全く感じないし、車格は前に乗ってたXV1700と大差無いんで取り回しにも特に苦労は無し。

と言う事でまたもや変わってツーリングファミリーに決定!!これでようやくファミリーが決まりました。次はファミリーの中から何を選ぶか。ここでまた二転三転。。

-車種選び-
まず絶対条件として「インジェクションである事」これは決まってました。今までずっとキャブ車に乗って来ててキャブいじりは存分にやったので次はインジェクションチューンをやってみたかった。具体的にはサンダーマックスを取り付けてパソコンでいじってみたかった。
候補に上がったのが、FLHRC-I(ロードキング・クラシック・インジェクション) FLHRにもインジェクションはありますが、FLHRCの方がクラシカルな外観で好みだったので、それに決めて情報収集開始。

色々調べてくうちに結構ややこしい事が判明。と言うのも、ハーレーのインジェクションは年代によってMagneti Marelli製のEFIとDelphi製のEFIがある。ちなみに現行モデルはDelphi。前者はスロットルスピード方式で後者はスピードデンシティ方式と仕組み自体も違ったりするんですがそこはまぁ置いといて、サンダーマックスを付ける事を予定している場合、前者だとかなり面倒な事になる。一応Thundermax for Marelliと言うキットが出ていて付ける事自体は可能は可能なんだけど、通常のサンダーマックスの倍以上の値段がする上、スロットルボディからエアクリまで総取っ替えしなくてはならない。これはちょいと面倒だと言う事でDelphi製に変わった後の年式を探す事に。ちなみにツーリングファミリーのインジェクション車は

1998以前 evoエンジン。1340cc。Marelli
---------------------------------------------
1999-2001 Tc88エンジン。1450cc。Marelli
2002-2003 Tc88エンジン。1450cc。Delphi
2004-2006 Tc88エンジン。1450cc。Delphi
---------------------------------------------
2007-2008 Tc96エンジン。1580cc。Delphi。旧フレーム
---------------------------------------------
2009-2012 Tc96エンジン。1580cc。Delphi。新フレーム
---------------------------------------------
2013以降 Tc103エンジン。1680cc。Delphi。新フレーム

このようになっている(表記はモデルイヤー(車台番号の10桁目))。他のファミリーは2001年からDelphi化されているんだけど、ツーリングファミリーだけ1年遅い。
2003年以前と2004年以降では電装系が少し違っていて、具体的に言えば04以降はCAN-BUSと呼ばれる電装系の集中制御システムが搭載されている。サンダーマックスには関係無いけど、ポン付け可能なカスタムのメーター類はこの年式以降対応な物が多いのでそれらを考えている人は注意。

と言う事で、自分の場合はとりあえず通常のサンダーマックスがポン付け可能(エキパイにO2センサーポートが無い場合その加工は必要だけど)な2002以降の物を探す事に。ちなみにサンダーマックスを視野に入れていない場合でも出来ればDelphiのEFIが載ってる物の方がいいと思う。ハーレーに搭載されているMarelliはお世辞にも出来が良いとは言えない物らしい(バイク屋談)ので。後はひたすらFLHRC-Iのいい中古が出るまでGooBikeとかヤフオクとかを見張る日々だったんですが、ここでまたもや心変わりが…

自分は計器類が好きで、今までのバイクでもタコメーターは勿論、油温とか電圧とかを表示出来る計器を常に追加してました。今バイクがどんな状態なのかをとにかく表示したい。FLHRCも買ったらタコメーターと油温系は付けるつもりでした。そこでふと気付いた。だったら最初から付いてるエレクトラグライド系でいんじゃね?と。
個人的にはヤッコカウルがあんまり好きじゃないんでハナから除外してたんだけど、そう思って調べてたら「あれ?ヤッコカウル意外と恰好良いんじゃね?と言うかこのメーター周りの造形むしろ超恰好良いんじゃね?」と思うようになってきた。

そんなこんなで、FLSTC→FXDF→(書かなかったけど実はこの間にFXDC)→FLHRC-I→FLHTCと、ファミリーから車種までまたぎにまたいでエレグラに決定。んで、ここでまた次の問題が…年代をどれにするか

-年式選び-
前述したインジェクションの関係で2002以降ってのは決まっていたんだけど、Tc88とTc96、更に言えばTc96が新フレームになる2009以降、これらのうちのどれにするかで結構迷いました。金額的な面(中古での相場)では素直に新しい程高い(当然走行距離とかにもよりますが)ので、そこら辺の折り合いですね。

まずTC88とTC96のどちらにするかだけど、TC88はカムチェーンテンショナーの構造がちょっとネックで、中古を買う場合テンショナーのシュー(チェーンを押さえつける部品)がどの程度摩耗しているかによって購入後必要になるメンテ費用に割と大きな差が出て来てしまう。これはオイルの交換頻度とか乗り方とかによってかなり極端な差が出るようで、HPとかで調べると3万kmくらいでもう砕ける寸前みたいな車両もあるし、逆に6万kmくらいでもほとんど摩耗していないみたいな車両もある。いずれにしてもTC88だとこの部分に一抹の不安を抱えながら乗らなければならない。ギアドライブ化とかカムチェーン周りをTC96の構造に置き換えるパーツとかも出ているけど、どっちも軽く10万コース。それならばもうTC96の方にしておこうって事で、2007年以降の車両に決定。

次に、ツーリングファミリーは2009年を境としてフレーム構造が一新されています(マウントも3点支持から4点支持に)高速走行時の安定性がかなり違うようだけど、正直これに関してはあんまり拘ってませんでした。中古の出物次第でどちらでも可でした。

最後に、FLHTCとFLHTCUなんですが、FLHTCは割とレアだと思います。と言うのも、このクラスの車両を買う人は「どうせなら」って事でFLHTCに更に豪華装備が付いたFLHTCU(ウルトラ)を買っちゃうと思うので。

俺はと言えば、ぶっちゃけどっちでも良かったです。拘りが無いって事ではなくて、ウルトラにあってエレグラに無い装備に必要性が無かったので。具体的にはエレグラとウルトラの違いは
・エンジンガードに付いたロワフェアリング
・パッセンジャーと会話するためのインターコム(の端子)
・パッセンジャーバックレストに付けられた後部用スピーカー
これだけです。2009年より前はオートクルーズが付いているかどうかの違いがあるので、その場合は結構悩みどころにはなったと思うけど、上記3つならば自分には不要でした。強いて言えばロワフェアリングはちょっと欲しいな~くらいで、他はあればあるでいいし、無くても何も困らない。と言う事で中古車探しは両方で行ってました。今回はたまたま先に条件の良い物が見つかったのでFLHTCになったって感じ(しかも前オーナーが「強いて言えば~」のロワフェアリングを付けてくれていたのでまさに理想通り)

と、こんだけの紆余曲折を経て最終的に2009年式のFLHTCに決定です。ここまでの悩み期間実に1年w
買う前にこれだけの時間をかけたおかげで、一分の隙もなく満足の行く一台となりました。

2014年05月17日、絶好のバイク日和の中無事納車されました。GWを挟んでいたにも関わらず2週間足らずで仕上げてくれた販売店にサンクス。晴れてハーレーオーナーとなりました。



【ファーストインプレッション】
まず鼓動感が尋常じゃない。インジェクションになって鼓動感が無くなったとかって声も聞くけど、そんな事は全然無い。むしろこれ以上あったら逆に困るわってくらいある。前に乗ってたXV1700も国産の中では鼓動感のある方だったけど、ぶっちゃけ次元が違う。2009年の新フレームからマウントが3点から4点になっているので、その分鼓動感は薄れたりしてるのかな?と思っていたけど、そんな事も無いね。ラバーマウントのユサユサ来る感じを鼓動感と呼ぶのかどうかは賛否あるとは思うけど、とにかくもう凄まじいバイブレーションで跨っていると最高に気持ち良い。改めてだけど、ラバーマウントは実に良く出来た仕組みだと思う。アイドリング~低速時にはドッコンドッコンとした揺れを楽しめて、中~高速走行時にはそれが収束してほぼ振動無しの快適クルージングになる。

足付きは想像以上に悪い。シートがとにかく幅広なので、シート高は低いのに足には余裕が無い感じ。当方身長173cmだけど、どっしり腰を付けた状態だと両足の爪先しか届かない。シートの前の方にちょこんと腰掛ける感じにすると両足ベタになるので、慣れるまでは信号待ちなんかで止まる際はそういう方法を取ろうと思う。
加えて、重心がかなり上の方にある(ヤッコとかツアーパックとか上に重量物があるので当然だろうが)ので、取り回しは相当に気を使う。重量的には前のXV1700とそれ程大きな差は無いのに、取り回す時の安定性が全然違う。本当いつコテンといかしちゃうか心配で仕方が無い。慣れの問題もあるんだろうけど、今は猛烈にバッグギアが欲しいw バイクの側面に立っての後ろ向き取り回しは怖すぎる…。

走りに関しては、トルク無いねー。これ本当に1584ccあるのか?って思う程にトルク感が無い。特に低速がスカスカ。これは前に乗ってたXV1700の圧勝。現状はエアクリだけがハイフローでエキパイマフラーがノーマルと言う、吸排気のバランスがとれていない状態な上に、ノーマルのECMは基本燃調が薄くかなりパワーが抑えられているようなので、そのせいもあるのかな。この後導入予定のサンダーマックスでどこら辺まで変わるか楽しみだ。

装備に関してはツアーパックの便利さが異常!本当に何でも放り込める。バイクの不便さの一つに積載性の低さってのは必ず付き纏うけど、これがありゃその不便さを感じる事が本当に無い。購入前は、必要な時以外はツアーパックは外してFLHXっぽく乗ろうかと思ってたりもしたけど、こりゃ外せんわ。

後、オートクルーズの便利さも異常!!こんなもんそんなに使わないだろうと思っていたけど、高速は言うに及ばず下道でも活躍しまくり。ザーッと制限速度ちょいまで加速したらすかさずオートクルーズONで機械任せってのがクセになってる。知らず知らずのうちに制限速度オーバーしちゃう心配が無いのでメーターに目を向ける必要が全く無い。右ハンドルのスイッチを倒すと1.6kmずつ加速減速が設定されるので、クルーズ後の速度調整はそれで行う。スロットル捻って無いのにググっと加速する感覚は新鮮で面白い。ブレーキやクラッチの操作でオートクルーズはすかさずキャンセルされるので、この運転でも安全性には何ら問題は無いと思う。
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